
2013年、活動拠点を東京都に移転、自宅をリフォームし、家庭あるいは学校や塾とも異なる第3の居場所として開放しました。そして子どもたちがいつでも気軽に集える場所「文楽舎」を創設しました。そこではまず、「与えること」を辞めることから始めました。子どもたちのために良かれと思って与えているものが、結果としておとなにとって都合のよいものでしかなかったとしたら、それはかえって仇になり、子どもたちから笑顔を奪うかもしれないと思いました。大切なのは、生きていくうえでの環境や出会う人、そして安心できる生活や活動経験であり、こうしたことがらと出会う機会や環境を整えることはしても、大切なものは直接与えない方がいいのではないかと考えたのです。
