
「禁止」を辞めました。禁止事項にはそれが成立するのに理由があるように、子どもがその禁止行為をしてしまう背景には、それなりの意味があるように思えたからでした。ただ「禁止」をしない日常では、ケンカが起きる、物が壊れる、せっかく作った料理が食べられなくなったりするし、怪我をしたりすることもあるのです。そしてその先には、角をはやしたおとなたちの「怒った顔」が待っているのは間違いありません。もちろん何か事が起きる前にその結果を想定し、事前に禁止をしさえすれば、こういったことは何も起きません。それに禁止しないことで起きるであろうことを、すべて肯定しているわけでももちろんないのです。ではそれにもかかわらず、なぜ禁止しないのか。それは「禁止」が誰のために、何のためにされるのか曖昧なことが多いと思うからです。

 
	 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			 
			 
			